おやじはみじめだ。
会社には偉そうなおやじが多い。
権力を持ち、金を持ち、自信があるのだろう。
しかし、そんなのは自分の虚栄心を満たす、つまらぬものでしかない。自信だって、きっと脆いものに違いない。
こういうおやじたちはとてもみじめだ。
どんなに経験豊かで、視野が広くて、考えが深くて、スキルがあっても、おやじたちが若者に絶対勝てないことがある。
それは若さだ。
「若い」ということは、もうそれだけで価値があることなのだ。若さがもつ、みずみずしさ、可能性。
おやじたちはどう逆立ちしても、それを取り戻すことは出来ない。だから、金でその事実を紛らわそうとする。「俺には若さはもうない。。。でも金はあるぞ!」と。 そして若さの象徴である若手・新人をいじめて、うさを晴らす。
非常に幼いのだ。
しかし、虚栄心と自意識の塊に、お金と権力がくっつくと、「幼い」「子供っぽい」だけでは済まされなくなる。そういうおやじは、もう、とても醜い。
どんなおやじでも、心のどこかで若者に嫉妬している。
しかし、こういう醜い人間にはなりたくないものである。
「若くてええのぉ、ふぉっふぉっふぉ」と、笑っていたいものだ。